銃/中村文則

NODOKAの感想 あなたは何かを破壊したい衝動に駆られたことはありますか。 私はあります。昔働いていた職場で使っていた高級茶器を割りたくなったことがありました。これといった理由は特になかったけどそういったことが何度かありまし...
ひとりごと

関西弁の用法

私の生まれは静岡なもんで、比較的標準語に近い言語の文化で育ってきた。 静岡弁はこれと言って特別なイントネーションも無い。強いていえば「〜ら」「〜だら」と言う語尾が特徴的なくらいで、それも意味は明快で、標準語の「でしょ」である。 ...

平成くん、さようなら

古市憲寿さん著、を読み終えて。 少しストレス発散したかった休日に、近くの市民の森ってところで森林浴&読書してきました。 天気良くて、良い感じに木陰のところを発見できたので、そこでおにぎりやお菓子をつまみながら読書。 ...

三四郎

"上から桜の葉が時々落ちて来る。その一つが籃(バスケット)の蓋の上に乗った。乗ったと思ううちに吹かれて行った。風が女を包んだ。女は秋の中に立っている。" これは三四郎が広田先生の新居の掃除に行った時に美禰子(みねこ)と再会す...

表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬

この本は芸人のオードリーの若林(敬称略します)が書いた本だ。 彼のことはテレビを通して知っていて、このタイトルと若林が書いたということで 純粋に面白そうだなと思い手に取った。 帯には、「ぼくは今から5日間だけ、灰...

シークレット・ウォーズ
イランvsモサド・CIAの30年戦争

1979年のイラン革命以降、イランとイスラエル・アメリカがどのような対立をしてきたのかを 著者のロネン・バーグマンが、10年に及ぶデータ収集と300人以上の関係者へのインタビューから まとめあげた本書。 この本の...

闘牛/井上靖

正直、"闘牛大会"が題材ということで、読む前はあまり期待はしていなかった。 が 実際読んでみると、なんともワクワクする。 ワクワクと言ってもアドレナリンが出まくるとかではなく 続きが気になって読む手が止まら...

きみはだれかのどうでもいい人

著 伊藤朱里 これはブクログで見つけた本。 これを見た時、前から気になっていた原田マハさんの「あなたは、誰かの大切な人」という本を思い出した。 ”どうでもいい人”と”大切な人”。全く反対の意味のタイトル。 ...

猟銃 井上靖

穣介は猟銃の銃口を、縁側のソファに座りガラス戸越しに外を見ているみどりに向けた。 みどりはガラス戸に映る銃を構えた穣介に気づいたが、気づいていないフリをし、目を瞑った。 少ししてみどりが振り返ると、すっと穣介は銃口を斜め空へ向...

失敗学のすすめ

「失敗学のすすめ」という本を読んだので、感想を。 この本はなぜかずっと家にあって(会社員の時に買ったんだったけかな)、途中まで読んだような記憶があるような無いような、という位だったので読んでみました。 著者について 著者...